Japanese
English
特集 光と関わる皮膚疾患
臨床例
ベニジピン塩酸塩による光線過敏型薬疹
A case of photosensitive drug eruption induced by benidipine
齋藤 尚矢
1
,
相樂 千尋
1
,
八尾 祥吾
1
,
六戸 大樹
1
,
赤坂 英二郎
1
Naoya Saito
1
,
Chihiro Sagara
1
,
Shogo Yao
1
,
Daiki Rokunohe
1
,
Eijiro Akasaka
1
1弘前大学大学院医学研究科皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Hirosaki University Graduate School of Medicine
キーワード：
光線過敏型薬疹
,
内服照射試験
,
光パッチテスト
,
ベニジピン塩酸塩
Keyword:
光線過敏型薬疹
,
内服照射試験
,
光パッチテスト
,
ベニジピン塩酸塩
pp.578-581
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004195
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・ベニジピン塩酸塩の内服照射試験でUVAの最小反応量の低下を認めたが，内服中止後に最小反応量は正常化したことから，光線過敏型薬疹と診断した．
・ベニジピン塩酸塩内服中止後に行った光パッチテストは陽性であった．
・内服開始から症状出現まで2週間を要し，内服中止後に光パッチテストが陽性であったこと，湿疹病変がみられ病理組織学的に海綿状態がみられたこと，内服中止後症状改善まで2週間を要したことから，光アレルギー反応の機序による発症と推測された．
（「症例のポイント」より）
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