Japanese
English
症例報告
ピロキシカムによる光線過敏型薬疹の1例
A Case Report of Piroxicam-Induced Photosensitive Drug Eruption
山崎 正視
1
,
川田 暁
1
,
野田 俊明
1
,
比留間 政太郎
1
,
石橋 明
1
Masashi YAMAZAKI
1
,
Akira KAWADA
1
,
Toshiaki NODA
1
,
Masataro HIRUMA
1
,
Akira ISHIBASHI
1
1防衛医科大学校皮膚科学教室
1Department of Dermatology, National Defense Medical College
キーワード:
ピロキシカム
,
光線過敏型薬疹
,
flare up
Keyword:
ピロキシカム
,
光線過敏型薬疹
,
flare up
pp.573-576
発行日 1991年7月1日
Published Date 1991/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900404
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ピロキシカム20mgを7日間内服後約4時間露光したところ,翌日より露光部に皮疹が出現した54歳男性.来院時には浸潤のある紅斑,水疱,落屑局面がみられ,組織学的には海綿状態を認めた.ワゼリン基剤によるピロキシカムのパッチテストは疑陽性,光パッチテストは強陽性で,濃度による差はなかった.内服照射テストは陽性で,判定時に11日前のUVA照射部位に一致してflare upがみられた.以上より,本症例は光アレルギー機序による可能性が示唆された.
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