Japanese
English
症例報告
フルタミドによる光線過敏型薬疹の1例
A case of photosensitive dermatitis induced by flutarmide
西岡 和恵
1
,
瀬口 得二
1
,
村田 雅子
1
,
永田 一夫
2
Kazue NISHIOKA
1
,
Tokuji SEGUCHI
1
,
Masako MURATA
1
,
Kazuo NAGATA
2
1山口赤十字病院皮膚科
2永田泌尿器科クリニック
1Department of Dermatology, Yamaguchi Red Cross Hospital
2Nagata Urology Clinic
キーワード：
フルタミド
,
光線過敏型薬疹
Keyword:
フルタミド
,
光線過敏型薬疹
pp.1016-1018
発行日 1997年11月1日
Published Date 1997/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902360
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72歳，男．前立腺癌のためフルタミド375mg／日を内服し，80日目頃より項部，耳介，両手背に紅斑，丘疹発生．フルタミドのフォトパッチテストは5,10,20％濃度，UVA照射部で陽性，内服照射試験もUVAで陽性．フルタミドの最大吸収波長は292nmにあり，吸収波長よりも作用波長が長波長であったこと，内服開始後発症までに80日を要していること，これまでの報告例が少ないことから光アレルギー性機序によると考えた．
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