Japanese
English
症例報告
耳介血管平滑筋腫の2例
Two cases of angioleiomyoma of the auricle
松浦 浩徳
1
,
妹尾 明美
1
,
荒田 次郎
1
Hironori MATSUURA
1
,
Akemi SENO
1
,
Jiro ARATA
1
1岡山大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Okayama University Medical School
キーワード:
耳介血管平滑筋腫
,
第ⅤⅢ因子関連抗原
,
空胞細胞
Keyword:
耳介血管平滑筋腫
,
第ⅤⅢ因子関連抗原
,
空胞細胞
pp.509-511
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901232
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耳介血管平滑筋腫の2例を報告した.症例1は84歳,女性.右耳介の無症状の小結節.組織学的に,毛細管型と静脈型の混在であったが,空胞状の変化を示す細胞を認める.症例2は37歳,男性.左耳介の無症状の小結節.組織学的には,血管平滑筋腫の典型例であった.症例1において,空胞状の変化を示す細胞に第ⅤⅢ因子関連抗原が陽性であり,血管内皮細胞と考えられた.このことは,本腫瘍の形成に血管内皮も関与していることを示唆している.
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