Japanese
English
原著
色素性疾患に対する異なるパルス幅のルビーレーザー照射後の病理組織学的変化
Histologic Alterations after Irradiation of Ruby Laser with Different Pulse Duration on Pigmentary Disorders
佐藤 守弘
1
,
郡司 裕則
1
,
小野 一郎
1
,
金子 史男
1
Morihiro SATOH
1
,
Hironori GUNJI
1
,
Ichiro ONO
1
,
Fumio KANEKO
1
1福島県立医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Fukushima Medical College
キーワード:
短パルスルビーレーザー
,
表皮剥離
,
太田母斑
,
真皮内メラノサイト
,
メラノソーム
Keyword:
短パルスルビーレーザー
,
表皮剥離
,
太田母斑
,
真皮内メラノサイト
,
メラノソーム
pp.537-540
発行日 1993年6月1日
Published Date 1993/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900926
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パルス幅が2msecの従来型ルビーレーザー装置(東芝LRT 301—A)と改良型のパルス幅が200〜400μsecの短パルスルビーレーザー装置を用いて正常皮膚および太田母斑に照射し,その組織変化と太田母斑ではその治療効果を比較検討した.正常皮膚表皮の剥離にはパルス幅の長い従来型がより有効で,真皮内に主病変を持つ太田母斑の治療に対しては短パルスルビーレーザー装置が有効であった.しかし,その治療効果には限界があり,パルス幅や照射エネルギー量に対する今後の検討が必要である.
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