Japanese
English
カラーアトラス
Creeping Diseaseを呈したマンソン孤虫症
A Case of Sparganosis Mansoni with Creeping Disease-like Plaque
田邉 洋
1
,
中久木 ゆかり
2
,
米澤 郁雄
1
Hiroshi TANABE
1
,
Yukari NAKAKUKI
2
,
Ikuo YONEZAWA
1
1福井赤十字病院皮膚科
2現:京都大学医学部大学院
1Department of Dermatology, Fukui Red Cross Hospital
キーワード:
マンソン孤虫症
,
creeping disease
Keyword:
マンソン孤虫症
,
creeping disease
pp.534-535
発行日 1993年6月1日
Published Date 1993/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900925
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- Abstract 文献概要
57歳女性の心窩部に出現したcreeping disease様紅斑からマンソン裂頭条虫のPlerocercoidを摘出した.同症の臨床症状は皮下結節1〜4)や索状硬結5,6)を呈する場合が多く,本症例のように線状紅斑の臨床像7)を示すのは珍しいと思われ,ここに報告する.
患者 57歳,主婦
初診 1991年2月27日
家族歴 家族に同症状の者はない.
既往歴 1年前にも今回と同様の皮疹が出現したが,自然消退している.
現病歴 1991年2月頃より心窩部から右側腹部にかけて連続性の蛇行状線状紅斑が徐々に延長してきた.紅斑の一部には硬結を触れる.過去に生肉を食べた既往はない.
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