Japanese
English
症例報告
妊娠中に発症した線状強皮症の1例
A Case of Linear Scleroderma during Pregnancy
長田 和子
1
,
清島 真理子
1
,
森 俊二
1
Kazuko OSADA
1
,
Mariko SEISHIMA
1
,
Shunii MORI
1
1岐阜大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Gifu University School of Medicine
キーワード:
線状強皮症
,
抗ssDNA抗体
,
妊娠
Keyword:
線状強皮症
,
抗ssDNA抗体
,
妊娠
pp.1145-1148
発行日 1992年12月1日
Published Date 1992/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900783
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
35歳,女性.10年前,第1子妊娠4カ月頃より左半身のつっぱり感を自覚し始めた.徐々に左下腿後面の皮膚硬化,淡褐色の色素沈着がみられるようになった.さらに第2子妊娠中に同様の症状が左下腿から左大腿,左腰部,左背部,左上腕と拡大した.検査所見では,抗一本鎖DNA抗体陽性,LEテスト陽性,血中好酸球上昇を示した.軽い筋肉症状を認めるが,その他自覚症状はない.現在ヘパリノイド軟膏外用にて経過観察しているが著変を認めない.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.