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増刊号特集 最近のトピックス2019 Clinical Dermatology 2019
5.皮膚科医のための臨床トピックス
Postorgasmic illness syndrome(POIS)
Postorgasmic illness syndrome(POIS)
伊藤 崇
1
Takashi ITO
1
1東邦大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, School of medicine, Toho University, Tokyo, Japan
キーワード:
Postorgasmic illness syndrome
,
射精
,
インフルエンザ様症状
,
皮膚テスト
Keyword:
Postorgasmic illness syndrome
,
射精
,
インフルエンザ様症状
,
皮膚テスト
pp.166-168
発行日 2019年4月10日
Published Date 2019/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205737
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summary
Postorgasmic illness syndrome(POIS)は射精後に全身倦怠感やインフルエンザ様症状などの複合症状をきたす疾患で,世界的にも症例報告の少ない極めて稀な疾患である.判定基準と皮膚テストにより診断するが,発症機序は不明で治療法はいまだ確定していない.本邦での報告は自験例を併せて2例のみであり,皮膚科領域では今回初となる.POISは射精により誘発されるため,思春期以降の男性にとっては非常にstressfulであり,本人のQOLを著しく低下させる.今後症例の蓄積により,診断基準,治療指針の確立が重要となる.
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