Japanese
English
原著
制癌剤の投与された急性骨髄性白血病患者におけるPiperacillin疹の3例
Three Cases of Piperacillin Rashes in the Acute Myelocytic Leukemia Patients with Anti-cancer Drug Therapy
川口 博史
1
,
池澤 善郎
1
Hiroshi KAWAGUCHI
1
,
Zenro IKEZAWA
1
1横浜市立大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Yokohama City University School of Medicine
pp.29-34
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203381
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
制癌剤の投与された骨髄系の急性白血病患者における発疹症型piperacillin (PIPC)疹の確定例1例と疑診例2例を経験した.これらの3症例ではいずれも白血球が著明に減少(500/μl以下)したもとで薬疹が発症しており,薬疹のeffector T細胞は使用した制癌剤に対して強い抵抗性があることが考えられる.このような薬疹をJones-Mote型反応として捉える立場から若干の考察を加えた.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.