Japanese
English
症例報告
PETで陽性を示した有茎性巨大尖圭コンジローマの1例
A case of pedunculated giant condyloma acuminatum detected by PET
古舘 禎騎
1
,
芳賀 貴裕
2
,
菊地 克子
2
,
相場 節也
2
Sadanori FURUDATE
1
,
Takahiro HAGA
2
,
Katsuko KIKUCHI
2
,
Setsuya AIBA
2
1みやぎ県南中核病院皮膚科
2東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Southmiyagi Medical Center,Miyagi,Japan
2Department of Dermatology,Tohoku University Graduate School of Medicine,Sendai,Japan
キーワード:
巨大尖圭コンジローマ
,
ヒト乳頭腫ウイルス
,
PET
Keyword:
巨大尖圭コンジローマ
,
ヒト乳頭腫ウイルス
,
PET
pp.1071-1074
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103124
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 70歳,女性.20年ほど前から左大陰唇に結節が生じ,徐々に増大してきた.初診時,左大陰唇に径3×3×5cm大の淡紅色~淡黄色,有茎性,乳頭状の特異的な形態を示す腫瘤が認められた.PET検査でSUVmax 6.6と高値を示した.基部より数mm離して外科的に切除し,病理組織学的に検討した結果,巨大尖圭コンジローマと診断した.術後10か月経過したが再発は認めていない.通常の尖圭コンジローマに比べ,巨大化する症例ではより高齢発症の傾向が認められる.巨大化の要因としては,下痢などの慢性の刺激,不潔な衛生状態,免疫抑制状態などが挙げられる.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.