Japanese
English
症例報告
一部に悪性変化を伴った巨大尖圭コンジローマの1例
A case of giant condyloma acuminatum with partial malignant change
高橋 明仁
1
,
竹之内 辰也
1
Akihito TAKAHASHI
1
,
Tatsuya TAKENOUCHI
1
1新潟県立がんセンター皮膚科
1Division of Dermatology, Niigata Cancer Center Hospital, Niigata, Japan
キーワード:
巨大尖圭コンジローマ
,
悪性化
,
ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)
,
外科的切除
Keyword:
巨大尖圭コンジローマ
,
悪性化
,
ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)
,
外科的切除
pp.357-359
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101429
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要約 50歳,男性.20年来,両鼠径部に小腫瘤があり,徐々に増大した.初診時,左右の鼠径部におのおの,13×3cm,6×3cmの乳頭腫状腫瘤を認めた.臨床・組織像から巨大尖圭コンジローマと診断したが,組織の一部に比較的多くの分裂像と大小のタマネギ様角化像を認め,悪性変化と考えた.両鼠径の腫脹したリンパ節に転移は認められなかった.腫瘤切除後は陰嚢表皮の伸展を利用して再建し,良好な結果を得た.
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