Japanese
English
症例報告
デング熱の1例
A case of dengue fever
大川 たをり
1
,
白井 洋彦
1
,
山村 弟一
1
Taori OKAWA
1
,
Hirohiko SHIRAI
1
,
Teiichi YAMAMURA
1
1市立堺病院皮膚科
1Division of Dermatology,Sakai Municipal Hospital,Sakai,Japan
キーワード:
デング熱
,
紅斑
,
デングウイルス
,
NS1
,
輸入感染症
Keyword:
デング熱
,
紅斑
,
デングウイルス
,
NS1
,
輸入感染症
pp.961-964
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102751
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要約 21歳,男性.フィリピンより帰国して3日後より発熱・筋肉痛を認め,9日後から軀幹に紅斑が出現し全身へ拡大した.流行地域への渡航歴と特徴的な皮疹,デングウイルスIgM抗体と同ウイルス抗原NS1陽性よりデング熱と診断した.デング熱は熱帯・亜熱帯で多発する蚊媒介性の急性熱性疾患で,東南~南アジアで流行を繰り返している.発熱期から解熱期にかけて出現する皮疹は診断的意義が大きく,皮膚科医も知っておくべき感染症の1つと考える.
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