Japanese
English
症例報告
難治性皮膚症状のみを呈した小児皮膚筋炎の1例
A case of juvenile dermatomyositis presenting intractable cutaneous symptoms
船曳 正英
1
,
谷岡 未樹
1
,
松村 由美
1
,
是枝 哲
1
,
高橋 健造
1
,
宮地 良樹
1
Masahide FUNABIKI
1
,
Miki TANIOKA
1
,
Yumi MATSUMURA
1
,
Satoshi KORE-EDA
1
,
Kenzo TAKAHASHI
1
,
Yoshiki MIYACHI
1
1京都大学大学院医学研究科皮膚生命科学講座
1Department of Dermatology,Graduate School of Medicine,Kyoto University,Kyoto,Japan
キーワード:
小児
,
皮膚筋炎
Keyword:
小児
,
皮膚筋炎
pp.130-132
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102208
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要約 15歳,女児.3歳時に顔面紅斑が出現し,その後,体幹へと紅斑が拡大した.7歳時に当科を受診し,Gottron徴候および頸部紅斑の生検結果より皮膚筋炎と診断した.筋症状はなく,筋原性酵素上昇は軽度で一過性であった.皮膚症状に対してステロイド内服・外用薬,タクロリムス外用薬,ビタミンD3外用薬などにより治療を行ったが,十分な効果が得られなかった.現在,プレドニゾロン10mg/日内服とステロイド外用薬にて経過観察中である.皮膚筋炎の難治性皮膚病変の治療について考察した.
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