Japanese
English
症例報告
穿孔性皮膚症の2例
Two cases of acquired reactive perforating disease
宇宿 一成
1
,
小丸 幸一郎
2
,
上村 伸一郎
2
Kazunari USUKI
1
,
Koichiro KOMARU
2
,
Shin-ichiro UEMURA
2
1宇宿ひふ科クリニック
2上村内科クリニック
1Usuki Dermatology Clinic
2Uemura Internal Medicine Clinic
キーワード:
穿孔性毛包炎
,
反応性穿孔性膠原線維病
,
血液透析
,
糖尿病
,
マキサカルシトール
Keyword:
穿孔性毛包炎
,
反応性穿孔性膠原線維病
,
血液透析
,
糖尿病
,
マキサカルシトール
pp.1058-1060
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100859
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症例1:47歳,男性.腎機能不全で血液透析治療中.背部にそう痒感を伴う角化性丘疹が出現した.背部と両下肢に直径1~4mmで毛孔一致性の角化性丘疹と境界明瞭な扁平隆起局面が散在する.病理組織学的検査所見より穿孔性毛包炎と診断した.マキサカルシトール軟膏外用で改善した.
症例2:47歳,男性.糖尿病でインスリン治療中.体幹,四肢にそう痒感を伴う暗紅色丘疹が出現した.体幹,四肢に,黒色調の角栓を付着する暗紅色丘疹が散在していた.腎不全はなく血液透析は受けていない.病理組織学的検査所見より反応性穿孔性膠原線維病と診断した.
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