Japanese
English
今月の症例
胃悪性リンパ腫を合併した再発性多軟骨炎の1例
A case of relapsing polychondritis with gastric malignant lymphoma
原 彰吾
1
,
斉藤 美菜子
1
,
広瀬 憲志
1
,
敷地 孝法
1
,
滝脇 弘嗣
1
,
荒瀬 誠治
1
Shogo HARA
1
,
Minako SAITO
1
,
Kenji HIROSE
1
,
Takanori SHIKIJI
1
,
Hirotsugu TAKIWAKI
1
,
Seiji ARASE
1
1徳島大学感覚運動系病態医学講座皮膚科学分野
1Depertment of Dermatology,The University of Tokushima School of Medicine
キーワード:
再発性多軟骨炎
,
悪性リンパ腫
,
コルヒチン
,
喉頭
,
気道軟骨炎
Keyword:
再発性多軟骨炎
,
悪性リンパ腫
,
コルヒチン
,
喉頭
,
気道軟骨炎
pp.807-809
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100792
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66歳,男性.初診時,耳介軟骨炎,眼症状を認め,経過中に気道軟骨炎も出現した.プレドニゾロンとコルヒチンの併用で再発性多軟骨炎(RP)症状は消退したが,治療前に顕著であった体重減少があり,経過中に発熱と右季肋部痛も出現した.6年前に既往のあった胃の悪性リンパ腫の再発と診断され,CHOP療法で寛解に至った.悪性リンパ腫の再発とRPの発症時期が重なること,同様の症例が複数例報告されていることから,両疾患の関連が示唆された.
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