Japanese
English
症例報告
Pachydermoperiostosisの1例
A case of pachydermoperiostosis
芳賀 貴裕
1
,
松永 純
1
,
相場 節也
1
,
沼田 透効
1
,
笹井 収
1
,
田上 八朗
1
Takahiro HAGA
1
,
Jun MATSUNAGA
1
,
Setsuya AIBA
1
,
Yukikazu NUMATA
1
,
Syu SASAI
1
,
Hachiro TAGAMI
1
1東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座皮膚科学分野
1Division of Dermatology,Department of Internal Medicine,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
pachydermoperiostosis
,
形成手術
Keyword:
pachydermoperiostosis
,
形成手術
pp.44-46
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100383
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17歳,男性.当科初診時,頭部被髪部と顔面の皮膚に深い皺があり,毛孔は開大し,皮脂分泌増多,および多発性ざ瘡を認めた.指趾は太く,ばち状指趾を呈していた.骨X線では脛骨,腓骨に骨膜反応および骨膜性骨肥厚像を認めた.太鼓ばち状指趾,皮膚の肥厚性変化,および骨膜性骨新生の三徴を認め,また,関連性があると考えられる明らかな基礎疾患がなかったので,完全型,特発性pachydermoperiostosisと診断した.今回われわれは,外見上の対症療法として,外科的に除皺術を施行し,それが患者の希望を満たす有効な術式であったので報告した.
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