Japanese
English
症例報告
脂肪類壊死症様皮疹を呈したサルコイドーシスの1例
A case of sarcoidosis with necrobiosis lipoidica-like skin eruptions
栗原 みどり
1
,
大塚 俊
2
,
大塚 勤
2
,
山崎 雙次
2
Midori KURIHARA
1
,
Shun OHTSUKA
2
,
Tsutomu OHTSUKA
2
,
Soji YAMAZAKI
2
1獨協医科大学越谷病院
2獨協医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Dokkyo Koshigaya Hospital
2Department of Dermatology,Dokkyo Medical School
キーワード:
サルコイドーシス
,
局面型
,
脂肪類壊死症様皮疹
Keyword:
サルコイドーシス
,
局面型
,
脂肪類壊死症様皮疹
pp.47-49
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100384
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31歳,男性.1993年に健康診断にて肺門リンパ節腫脹を指摘され,サルコイドーシスの診断を受けたが,放置していた.2002年5月に心電図異常よりサルコイドーシスの増悪を疑われ,下腿の皮疹につき当科を紹介された.両下腿に鶏卵大までの軽度落屑と浸潤を伴う褐色局面が多発していた.臨床的には脂肪類壊死症が疑われたが,組織学的には類上皮細胞の集塊が帯状に存在し,膠原線維の膨化,増生はみられず,サルコイドーシスの局面型と考えた.
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