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臨床統計
旭川医科大学皮膚科における皮膚病理診断の歴史と現状―北海道の地域医療における貢献
The history and present status of histological diagnosis at the Department of Dermatology,Asahikawa Medical College:Contribution to community health case in Hokkaido
山本 明美
1
,
菅野 恭子
1
,
佐藤 恵美
1
,
飯塚 一
1
Akemi ISHIDA-YAMAMOTO
1
,
Kyoko KANNO
1
,
Emi SATO
1
,
Hajime IIZUKA
1
1旭川医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Asahikawa Medical College
キーワード:
皮膚病理診断
,
北海道
,
地域医療
,
有棘細胞癌
Keyword:
皮膚病理診断
,
北海道
,
地域医療
,
有棘細胞癌
pp.925-929
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100263
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要約
病理診断は皮膚疾患の診断に極めて重要であるが,一般病理医によってなされている施設もある.旭川医科大学皮膚科は,当科および北海道の広範囲にある関連施設の検体を対象として1977年8月から現在まで,組織標本の作製から診断までの全過程を皮膚科が担当している.最近は年間2,000件あまりの検体を診断しているが,そのうち約8割が地方都市の施設を受診した患者のものである.有棘細胞癌を例としてみても同様に地方都市の症例が主体であった.当科は皮膚病理診断技術の提供を通じて北海道の地域医療に貢献している.
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