特集 Special Article:
地域の医療連携に関する取り組みと課題 2.北海道における医療連携の取り組みと課題
白坂 知信
1
1北仁会 石橋病院院長
キーワード:
地域ネットワーク
,
医療連携
,
専門医療機関の役割
,
北海道
Keyword:
地域ネットワーク
,
医療連携
,
専門医療機関の役割
,
北海道
pp.17-20
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.05.01_0017-0020
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北海道の医療連携(機関ネットワーク)は,サービス地域が広大なため,地域差が大きい。医療連携は患者様の生活支援のなかの医療面という位置付けであり,地域ネットワーク(地域連携)の一部分と考えられる。医療機関同士の患者様紹介(2次予防)としての連携はアルコール(AL)専門医療を有する札幌市,小樽市を中心に行われている。また,全道各地からAL専門医療を求めて道央圏に集まってきている。しかし医療機関同士の人的ネットワークとしての医師,精神科ソーシャルワーカー(PSW),看護師,事務などを中心とする本来の地域連携を考えると決して十分とはいえない。地域ネットワークの拡大のなかで身体科,精神科を含め,地域全体で長い間医療連携について取り組んできた小樽,後志地域での活動を報告することを通じて,広域な北海道の状況と課題を整理させていただく。「KEY WORDS」地域ネットワーク,医療連携,専門医療機関の役割,北海道
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