特集 インバウンドに備える
医療インバウンドの実際 北海道における外国人患者の特性と動態
ピーター・シェーン
1
,
キャマック・アイバー
,
師井 邦竹
1北海道大学病院 国際医療部
キーワード:
国際保健
,
地域保健医療サービス
,
外国人
,
北海道
,
外来診療
,
受療行動
Keyword:
Global Health
,
Community Health Services
,
Patient Acceptance of Health Care
,
Ambulatory Care
pp.899-905
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020331349
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<Headline>1 北海道では外国人在留者よりも訪日観光客が圧倒的に多く、特にウィンタースポーツ等の体験型観光を目的に来日するため、整形外科領域の需要がもっとも高い。2 在留外国人は道民全体の約0.6%であり、人口比では全国41位と極めて少なく、産婦人科や小児科といった日常医療の需要が顕在化している。3 観光目的に来日する外国人は、特にリゾート地に集中するため、外国人観光客を対象とした営利目的の在留コミュニティーが形成されており、これら新規在留者を対象とした多言語医療提供体制の構築が急がれる。
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