海外トピックス
第6回国際小児耳鼻咽喉科学会(オランダ,ロッテルダム市)に参加して
小林 武夫
1
1帝京大学市原病院耳鼻咽喉科
pp.56-58
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901074
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はじめに
1994年5月29日から6月1日まで,4年に一度の国際小児耳鼻咽喉科学会が,オランダのRotterdamで開かれた。会長はRotterdam大学耳鼻咽喉科教授Verwoerd氏である。Rotterdamはライン河口に発達したオランダ第二の都市で、ヨーロッパ最大の港(Europort)をもつ。Rotterdam大学の正式の名称はErasmus大学である。『痴愚神礼讃』などの著作をもつ博学多才な人文学者Desiderius Erasmus(1466-1536)がこの街で生まれたからである。
このRotterdam大学に,昨年Sophia小児病院が新装なって移築完成したことを祝い,本学会が開かれた。参加者は抄録集の名簿では約500人(共同演者も載っている)であるが実際の参加者は400人くらいかと思われる。アジアからは日本からの10人が目についた。古賀,土橋,池田(慶應),茂木(大分),森(久留米),鈴木,飯野,今村(帝京),菊池それに私(帝京・市原病院)の諸氏で全員が発表や司会で学会をもり立てた。会場はロッテルダム・フィルハーモニーの本拠であるドーレンホールの三つの会場で行われた。
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