特集 外来診療マニュアル—私はこうしている
II.外来治療の実際—私の処方
18.滲出性中耳炎
菅家 元
1
1総合荻窪病院耳鼻咽喉科
pp.176-177
発行日 1991年11月5日
Published Date 1991/11/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900414
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概説
古典的な概念によれば,「中耳腔に無菌的に貯溜液がたまり,難聴・耳閉感・耳鳴などの障害をもたらす」とされているが,最近の考え方では,中耳腔に貯溜液を生ずる中耳炎を一括して貯溜液性中耳炎とし菌の有無は問わない.滲出性中耳炎はその一状態としてとらえる訳である.
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