Japanese
English
特集 嗅覚診療最前線
《嗅覚伝導路》
嗅覚受容のメカニズム
Mechanism of olfactory perception
岸本 めぐみ
1
,
近藤 健二
1
Megumi Kishimoto
1
,
Kenji Kondo
1
1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚運動機能講座耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
キーワード:
嗅上皮
,
嗅神経細胞
,
嗅覚受容体
,
嗅球
Keyword:
嗅上皮
,
嗅神経細胞
,
嗅覚受容体
,
嗅球
pp.702-705
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203768
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POINT
●1991年にBuckとAxellらによって嗅覚受容体遺伝子が単離され,嗅覚受容体の存在が示された。
●ヒトの嗅覚受容体は400種類存在し,1つの嗅神経細胞に1つの嗅覚受容体が発現している(one neuron-one receptor rule)。
●刺激される嗅覚受容体の組み合わせで約10万種類のにおい分子の「におい」を識別する。
●受容されたにおいは嗅皮質(梨状皮質,前嗅核,嗅内野など),扁桃体,海馬などの嗅覚中枢で情動や記憶と関連し処理される。
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