Japanese
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特集 嗅覚診療最前線
《嗅覚伝導路》
拡散テンソルトラクトグラフィによる嗅神経の可視化
Olfactory nerve visualization with tractography
鄭 雅誠
1
,
栗原 渉
1
Masayoshi Tei
1
,
Sho Kurihara
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
トラクトグラフィ
,
嗅神経
,
嗅上皮嗅球
Keyword:
トラクトグラフィ
,
嗅神経
,
嗅上皮嗅球
pp.706-711
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203769
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POINT
●拡散テンソルトラクトグラフィ(DTT)は,組織中の神経線維走行を3次元的に構築し可視化する手法である。
●嗅神経は篩骨甲介(中・上甲介)に多く分布しており,相応の鼻中隔にも分布している。
●甲介側の嗅神経は嗅球の外側半分に投射し,鼻中隔側の嗅神経は嗅球の内側半分に投射する。
●嗅上皮と嗅球の間では空間的相関性が保存されており,「嗅神経地図」として模式化できる。
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