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特集 こんなときどうする? 術中・術後のトラブル対応
《鼻領域》
ESS中に蝶形骨洞が見つからない
How to find the sphenoid sinus during ESS
和田 弘太
1
Kota Wada
1
1東邦大学医療センター大森病院耳鼻咽喉科学講座
pp.30-34
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201473
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●こんなとき…
【症例】65歳,男性,右内反性乳頭腫
術前のCTより,蝶形骨洞前壁の分類ではInfra-sella type(図1)であり,Onodi cellの下方に蝶形骨洞が存在していると予想した。また上鼻甲介が後方で右外側に偏倚しているため,右蝶形骨洞自然口も直剪包交よりやや外側方向にあると考えた。そこで視神経を確認してOnodi cellを同定し,蝶形骨洞自然口を開大したのち,外側に蝶形骨洞を拡大開放するプランとしたが,蝶形骨洞が見つからなかった。
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