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特集 こんなときどうする? 術中・術後のトラブル対応
《鼻領域》
眼窩内側壁が傷ついて脂肪が脱出した
Management of damaged papyracea and orbital fat exposure
柳 清
1
Kiyoshi Yanagi
1
1聖路加国際病院耳鼻咽喉科
pp.35-37
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201474
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●こんなとき…
【症例】40歳,白人男性
繰り返す副鼻腔炎のためESSを施行した。術前の水平断CT所見で篩骨洞は「くびれ型」を呈していた(図1a)。ESSでまず鈎状突起を除去し,次に篩骨胞を処置しようと上向き截除鉗子で篩骨胞と思われる部位を鉗除したところ,黄白色の軟部組織が露出した(図1b)。そこで眼球を押すと軟部組織が動いたため眼窩脂肪と確認できた。
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