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特集 知っておきたい難治性副鼻腔疾患の診療
原発性線毛運動不全症
Primary ciliary dyskinesia
竹内 万彦
1
Kazuhiko Takeuchi
1
1三重大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.1008-1017
発行日 2017年11月20日
Published Date 2017/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201431
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POINT
●内臓逆位を伴わない原発性線毛運動不全症では診断は困難なことが多く,診断されていない例も多い。
●持続する湿性咳嗽が最もよくみられる症状である。
●本症例の副鼻腔の特徴として,前頭洞と蝶形洞の形成不全が挙げられる。
●中耳病変は滲出性中耳炎である。
●PICADARスコアが高ければ本症である可能性は高くなる。
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