増刊号 臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル
Ⅷ 声の検査
2 喉頭内視鏡検査・ストロボスコピー
二藤 隆春
1
1東京大学耳鼻咽喉科
pp.354-361
発行日 2017年4月30日
Published Date 2017/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201289
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●目的
・音声障害の原因検索
・治療方針決定と効果判定
【喉頭内視鏡検査】
・器質的疾患の診断
・声帯運動障害の診断
・機能性疾患の診断
【喉頭ストロボスコピー】
・声帯振動と声門閉鎖状態の評価
・声帯粘膜の微細な異常の検出
・器質的疾患の鑑別
●対象
・嗄声や発声困難感,発声時の疲労感・のどの痛みなど,自・他覚的に音声障害を認める患者
通常の喉頭内視鏡検査のみでは病態を解明するうえで不十分な場合,喉頭ストロボスコピーを続けて行う。咽頭反射が強く詳細な評価が困難な患者では,全身麻酔下での喉頭直達鏡検査を検討する。
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