目でみる耳鼻咽喉科
喉頭ストロボビデオグラフィー
川井田 政弘
1
,
福田 宏之
1
,
川崎 順久
1
,
塩谷 彰浩
2
,
高山 悦代
3
,
蓼原 東紅
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2東京都済生会中央病院耳鼻咽喉科
3国立神戸病院耳鼻咽喉科
pp.6-7
発行日 1990年1月20日
Published Date 1990/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900001
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発声中の声帯は高頻度で振動している。日常臨床ではその振動状態を調べるために喉頭ストロボスコピーが用いられている。しかしながら,VTRシステムと喉頭内視鏡での鮮明な喉頭ストロボ像のカラービデオ記録はストロボスコープの光量不足や家庭用ビデオカメラの感度の低さなどにより,日常臨床の場で施行することはこれまで困難であった。
最近,高感度の家庭用ビデオカメラや画素数が増加した小型軽量のCCDカメラが市販され,高輝度喉頭ストロボスコープの登場により,各種喉頭内視鏡とVTRシステムを組み合わせた喉頭ストロボビデオグラフィーにより拡大された鮮明な喉頭ストロボ像が容易に観察記録できるようになった。われわれが日常行っている喉頭ストロボビデオグラフィーを紹介する。
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