特集 眼科基本診療Update—私はこうしている
1.診断に必要な基本技術
角結膜検査
スペキュラーマイクロスコピー
大黒 伸行
1
1大阪大学医学部眼科学教室
pp.78-79
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907031
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はじめに
スペキュラーマイクロスコピーは鏡面観察の原理を用いた生体顕微鏡であり,対物レンズ(角膜と接触する部分のレンズ)を使い分けることにより,角膜内皮細胞や上皮細胞を観察できる(図1)。最近では非接触型の機種が開発され,初心者でも簡単に撮影することができるようになり,日常臨床において活躍する機会も増加している(図2)。特に,内眼手術前の非接触型スペキュラーマイクロスコピーによる角膜内皮検査を必須検査としておられる先生方も多数おられるのではないだろうか。
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