特集 呼吸管理―病態把握と緊急介入に必要な知識と技術―
呼吸管理に必要な検査
内視鏡検査(喉頭・気管・気管支鏡検査)
長谷川 久弥
1
HASEGAWA Hisaya
1
1東京女子医科大学附属足立医療センター新生児科
pp.1468-1472
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002079
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はじめに
小児領域,とくに新生児・乳児領域において呼吸器疾患の占める割合は大きく,また呼吸管理の進歩などにより,治療対象となる疾患も多様化し,先天異常,人工換気や感染に伴う病変など,さまざまな気道病変がある。こうしたなかで,直接的に気道を観察できる内視鏡検査(喉頭・気管・気管支鏡検査)は診断,治療の有力な選択肢となっている。治療に関しても,喉頭軟化症に対するレーザー喉頭形成術,など,新しい治療,管理法が開発されている1)。
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