特集 最新の診療NAVI―日常診療必携
Ⅰ.こどもの診療NAVI
3.こどもの難聴
福島 邦博
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.18-21
発行日 2012年4月30日
Published Date 2012/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102126
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Ⅰ 疾患についての概説
新生児期の難聴は1,000人に1人の頻度で発生する。発見が遅れることによって言語発達に影響が出るため,その検出・診断・療育を迅速に行う必要がある。難聴による言語発達への影響を最小限にとどめる療育には,音声言語や,視覚的手段を用いた方法がある。音声言語の獲得を目標とする場合,補聴器による効果が限定的であれば人工内耳の装用についても検討する。
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