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特集 小児難聴Update
小児遺伝性難聴
Hereditary hearing loss in children
菅谷 明子
1
,
福島 邦博
1
Akiko Sugaya
1
,
Kunihiro Fukushima
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.140-146
発行日 2014年2月20日
Published Date 2014/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102733
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POINT
●先天的な難聴の約半数は遺伝子が関与するため,難聴の原因として念頭に置く必要がある。
●幼小児の難聴の原因を明らかにすることの意義は,児の難聴の今後の経過や予後などの将来を予見し,その児に適した療育・治療方針を決定することにある。
●難聴の診断には詳細な家族歴の聴取,家系図の作成,聴力像の把握が必須である。
●また,遺伝学的検査も重要な役割を果たすが,実施にあたっては十分な遺伝カウンセリングが不可欠である。
●こうした難聴の診療には遺伝診療部門との連携が必要となる。
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