Japanese
English
症候群事典 K
Klinefelter syndrome
Klinefelter syndrome
古川 仭
1
1金沢大学医学部耳鼻咽喉科
pp.155
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100379
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定義・概念
通常の男子よりX染色体過剰に由来する性染色体異常症候群で,男子の性腺発育不全症候群,男性不妊症として知られる1)。1942年,Klinefelterらは小さな睾丸,女性型乳房を特徴とし,睾丸組織に特有な所見(精細管の硝子様変性,Leydig細胞の膠様増殖)を示す男性の性機能不全症候群の1つとして最初に報告した。
病因・病態・疫学
1959年,Jacobsが性染色体の基本構成は47,XXY核型であることを確認した。そのほかXXXY,XXYY,XXXYY,XXXXYなどの存在が知られる。派生頻度は男子の600~1,000人に1人の割合でみつかるとされる。結婚後に初めて病気に気づくケースが多い。
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