Japanese
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症候群事典 K
Kenny(Caffey)syndrome
Kenny(Caffey)syndrome
古川 仭
1
1金沢大学医学部耳鼻咽喉科
pp.154
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100378
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定義・概念
1966年,Kennyら1)が均整のとれた小人症の母子例を報告し,Caffey(1967)2)がX線的特徴を詳しく報告した。長幹骨髄質の狭細化,低カルシウム血症,大泉門閉鎖遅延,高度遠視を特徴とする。Kenny-Caffey症候群ともいう。
病因・病態・疫学
当初は常染色体優性遺伝(type 2)の報告が大半であったが,Franceschiniら3)が常染色体劣性遺伝家系(type 1)を報告し,遺伝子座は1q42-q43にマップされている。後者で22q11微細欠失を伴った母子例の報告がある。男女とも同程度に発症する。
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