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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京
学術展示
Fuchsの角膜dystrophyと思われる1例
A case of presumed Fuchs'corneal dystrophy
秋山 健一
1
,
根岸 一乃
1
,
野田 徹
1
,
島崎 潤
2
,
尾形 徹也
3
Kenichi Akiyama
1
,
Kazuno Negishi
1
,
Toru Noda
1
,
Jun Shimazaki
2
,
Tetsuya Ogata
3
1国立東京第二病院眼科
2東京歯科大学眼科学教室
3川崎市立川崎病院眼科
pp.1076-1077
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908648
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- Abstract 文献概要
緒言 人種の違いによる疾患の違いはHLAの分布の違いや遺伝子の違いによるものが主なものと考えられるが,日本人にきわめて稀な疾患の場合,はたしてそれが外国でみられ報告されている疾患と同一のものであるかどうかを判定することは必ずしも容易ではない。Fuchs'dystrophyも白人の間ではしばしばみられる疾患であるが1),本邦での報告はきわめて稀で,今までに10例ほどの報告があるに過ぎない2)。筆者らは臨床的にも組織学的にもFuchs'dystrophyが最も近いと考えられる原発性の内皮変性の症例を経験したので報告する。
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