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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京
学術展示
Trabeculotomy ab internoを併用した隅角癒着解離術の手術成績について
Results of trabeculotomy ab interno combined with goniosynechialysis
堀部 勉
1
,
宮代 美樹
1
,
青山 裕美子
1
,
落合 春幸
1
,
弓削 堅志
1
,
古川 真理子
1
,
田中 利和
1
,
上野 聡樹
1
Tsutomu Horibe
1
,
Miki Miyashiro
1
,
Yumiko Aoyama
1
,
Haruyuki Ochiai
1
,
Kenshi Yuge
1
,
Mariko Furukawa
1
,
Toshikaz Tanaka
1
,
Satoki Ueno
1
1大津赤十字病院眼科
pp.790-791
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908575
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- Abstract 文献概要
緒言 複数回手術後・無(偽)水晶体眼などの難治性閉塞隅角緑内障に対しては,種々の濾過手術が行われているが,前房形成不全や悪性緑内障などの術後合併症や奏効率の低さが問題とされる。最近では隅角の開放を目的とした隅角癒着解離術1,2)(以下GSL)も行われるが,その成績もまだ満足できるものではない。その原因としてGSLによってPASが解離できたとしても線維柱帯には依然としてある程度の器質的病変が存在する可能性があげられる。以上より線維柱帯からシュレム氏管への房水流出路再建を目的とした操作をGSLに加えることでその成績をさらに改善できるのではないかと期待して,筆者らはGSL後に,隅角切開刀による前房内からの線維柱帯切開術(trabeculotomy ab interno,以下TAI)の併用を試み,その術後成績や問題点を検討した。
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