特集 緑内障Today
Ⅴ 緑内障手術をめぐるControversy
血管新生緑内障—臼井法
岩城 正佳
1
Masayoshi Iwaki
1
1愛知医科大学眼科学教室
pp.173-176
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905126
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はじめに
血管新生緑内障は網膜血管障害や糖尿病網膜症など,広範な網膜虚血を原因として生じることがほとんどである。筆者の施設ではその治療に浜野ら1)によるcyclophotocoagulation ab externa (臼井法)を採用し,その効果を検討してきた。その結果,この方法は硝子体手術施行眼(無硝子体眼)で効果のある一種の濾過手術と考えられたので,特に糖尿病網膜症合併症としての新生血管緑内障の治療での有効性について考察した5)。
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