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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)
学術展示
脈絡膜転移で発見され,内科的治療により著明な寛解を得た肺癌の1例
A case of lung cancer with choroidal metastasis, responsed to chemotherapy and radiation
阿佐美 知栄
1
,
三浦 昌生
1
,
川崎 茂
1
,
寺田 裕美
1
,
北村 拓也
1
,
大塚 真砂子
1
,
吉田 晴子
1
Tomoe Asami
1
,
Masao Miura
1
,
Sigeri Kawasaki
1
,
Hiromi Terada
1
,
Takuya Kitamura
1
,
Masako Otsuka
1
,
Haruko Yoshida
1
1兵庫県立尼崎病院眼科
pp.668-670
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903751
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緒言 近年報告されている肺癌の脈絡膜転移腫瘍の多くは,腺癌や扁平上皮癌である。今回,筆者らは眼症状にて発見された肺小細胞癌の多発性頭蓋内転移例を経験し,しかも,本例は化学療法・放射線療法により脈絡膜腫瘍を含む頭蓋内転移巣の消退,肺原発巣の著明な縮小をみた。患者は遅発性肝転移により死亡したが,剖検を得ることができたので,報告する。
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