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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)
学術展示
後房レンズ毛様溝縫着術施行例の長期経過観察結果
Results of long-term observation of posterior chamber lens implantation at the ciliary sulcus with suture
篠原 光太郎
1
,
佐渡 一成
1
,
篠原 泉
1
,
澤崎 嘉昭
2
,
太田 俊彦
2
,
金井 淳
2
Kotaro Shinohara
1
,
Kazushige Sado
1
,
Izumi Shinohara
1
,
Yoshiaki Sawasaki
2
,
Toshihiko Oota
2
,
Atsushi Kanai
2
1岩手県立磐井病院眼科
2順天堂大学眼科
pp.655-657
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903746
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緒言 近年,眼内レンズ挿入術は,白内障術後の視力矯正方法として広く普及し,術後無水晶体眼に対する二次的挿入手術も増加する傾向にある。従来,後嚢のない症例では前房レンズ挿入が行われてきたが,角膜内皮障害,続発緑内障,瞳孔変形などの術後合併症の問題が注目される1)ようになり,後房レンズ毛様溝縫着術が普及しつつある。筆者らは,第15回日本眼科手術学会において,本法(Lewisの原法;図1)施行例の術後短期(平均観察期間5.5か月)の角膜内皮減少率,合併症について報告した。今回は,本法の長期予後(平均観察期間16.2か月)につき検討を行い,若干の知見を得たので報告する。
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