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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1)
学術展示
特異な経過をたどった片眼性汎ぶどう膜炎の1例
A case of unilateral panuveitis with uncommon ocular findings
望月 清文
1
,
鳥崎 真人
1
,
浅井 宏志
1
,
山下 陽子
1
,
大久保 真司
1
,
岩瀬 剛
1
,
長田 さやか
1
,
大田 妙子
2
Kiyofumi Mochizuki
1
,
Makoto Torisaki
1
,
Hiroshi Asai
1
,
Yohko Yamashita
1
,
Shinji Ohkubo
1
,
Takeshi Iwasae
1
,
Sayaka Nagata
1
,
Taeko Ohta
2
1金沢大学医学部眼科学教室
2砺波総合病院眼科
pp.370-372
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903672
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緒言 青壮年者を中心として梅毒性網脈絡膜炎の報告が近年増加しつつある1〜3)。その眼所見は網脈絡膜炎,網膜血管炎を主とするが,網膜浮腫,ごま塩状眼底,眼底の灰白色調変化,網膜出血,硝子体混濁,視神経炎,視神経乳頭浮腫,視神経萎縮,網膜色素上皮剥離および網膜剥離など多彩である1〜3)。今回,血清梅毒反応が強陽性を呈する極めて難治でかつ特異な経過をたどった片眼性のぶどう膜炎を経験したので報告する。
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