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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1)
学術展示
C型肝炎との関連が疑われた難治性網膜血管炎の1例
A case of severe retinal vasculitis associated with hepatitis C virus infection
鳥崎 真人
1
,
浅野 直子
1
,
北 勝利
1
,
望月 清文
2
,
金子 周一
3
Makoto Torisaki
1
,
Naoko Asano
1
,
Katsutoshi Kita
1
,
Kiyofumi Mochizuki
2
,
Shuichi Kaneko
3
1小松市民病院眼科
2金沢大学医学部眼科学教室
3金沢大学内科学第一教室
pp.373-375
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903673
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緒言 C型肝炎あるいはそれに対するインターフェロンα投与に関連して生ずる網膜症が近年注目されている1〜3)。綿花様白斑や線状出血が共通の眼底所見としてみられ,免疫複合体による血管閉塞やC型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV)による直接の血管障害などがその原因として考えられている1〜3)。今回,極めて特異な進行を呈した両眼の閉塞性網膜動静脈炎を経験し,HCVとの関連が疑われたので報告する。
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