Japanese
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連載 眼科図譜・330
アトピー性皮膚炎に伴う毛様体皺襞部裂孔による網膜剥離の1症例
Retinal detachment due to a break in the pars plicata of the ciliary body of an atopic dermatitis patient
西原 美由紀
1
,
日下 俊次
1
,
春田 恭照
1
,
大橋 裕一
1
,
別所 建夫
2
Miyuki Nishihara
1
,
Shunji Kusaka
1
,
Yasuteru Haruta
1
,
Yuichi Ohashi
1
,
Takeo Bessho
2
1愛媛大学医学部眼科学教室
2別所眼科
pp.116-117
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903611
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- Abstract 文献概要
近年,アトピー性皮膚炎の患者数の増加につれて,これに伴う網膜剥離の報告が増加傾向にある。本症の特徴として第一に,裂孔不明例の割合が高いことが挙げられるが,このなかにはIijimaら1)および松本ら2)が報告しているような毛様体皺襞部裂孔を有する症例がかなりの数で存在していると推定される。最近筆者らは,この毛様体皺襞部裂孔を明瞭に観察することができたアトピー性皮膚炎に伴う網膜剥離の1例を経験したので報告する。
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