眼科の控室
倒像眼底検査の秘訣/汗
Bonin
pp.1512
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901807
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眼底検査は倒像ではじまります。直像ですと倍率は大きいのですが,眼底の中央部しか見えないのが欠点です。まず倒像で眼底全部を見渡して,問題がある部位を直像なり細隙灯顕微鏡で見るというのが基本なのです。
倒像用のレンズは,なんといってもプラス14Dがよろしいようです。プラス20Dですと指が短い医師には便利だし,視野が広くとれるのが特徴ですが,倍率が格段に違います。14Dだと約4倍に見えるのが,20Dだと3倍にしかなりません。具体的には,眼底の毛細血管が見えるかどうかの違いになってきます。
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