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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(2)1989年10月 名古屋
学術展示
網膜剥離手術における水晶体自発螢光
Autofluorescence of the crystallinelens after retinal detachment surgery
万代 道子
1
,
谷原 秀信
1
,
小椋 祐一郎
1
,
河野 真一郎
1
,
大内 晶代
1
,
荻野 誠周
2
Michiko Mandai
1
,
Hidenobu Tanihara
1
,
Yuichiro Ogura
1
,
Shinichiro Kawano
1
,
Masayo Ouchi
1
,
Nobuchika Ogino
2
1京都大学医学部眼科
2愛知医科大学眼科
pp.518-519
発行日 1990年4月15日
Published Date 1990/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900127
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- Abstract 文献概要
緒言 網膜剥離術後の長期経過後の視力低下の原因のひとつに白内障が影響することが指摘されている1)。また網膜剥離に対する硝子体手術の後にはフルオロフォトメトリーにより水晶体自発螢光が増加していくことが報告されている2)。そこで今回,我々は経強膜的な網膜剥離手術後の水晶体自発螢光を測定し,非剥離眼である他眼と比較した。
対象 1)片眼性網膜剥離に対して経強膜的に網膜剥離手術を施行された,2)両眼核自内障のみが見られるか,水晶体混濁を認めない,3)角膜疾患などの中間透光体混濁を認めない,4)糖尿病でない,5)緑内障手術や硝子体手術などの既往がない,6)散瞳が良好である,というすべての条件を満たした症例26例26眼であった。
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