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あとがき
蕪城 俊克
pp.1554
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410215427
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生活習慣がさまざまな全身疾患のリスク因子となっていることは自明の事実である。高血圧・高血糖・脂質代謝異常と内臓脂肪の組み合わせにより,心臓病や脳卒中の発症リスクを増加させることは,「メタボリックシンドローム」の名で広く知られている。高血圧・高血糖・脂質代謝異常は食生活や運動量などの生活習慣と深く関連するため,医師は患者に対してこれらの改善を促すことが求められる。
一方,眼科領域においても生活習慣がさまざまな眼科疾患の発症リスクに関連していると考えられ,何となくのイメージや耳学問で聞いた話を多くの先生はもっている。しかし,それらがどの程度のエビデンスがあるのかを知らないために自信がもてず,患者さんへの説明に困ることもあるのではないかと思われる。
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