Japanese
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連載 眼炎症外来の事件簿・Case23
片眼のルベオーシスを伴う前房蓄膿
Unilateral hypopyon with iris rubeosis in elderly male
原田 陽介
1
Yosuke Harada
1
1広島大学大学院医系科学研究科視覚病態学
キーワード:
前房蓄膿
,
前部ぶどう膜炎
,
ルベオーシス
,
急性リンパ性白血病
,
細胞診
Keyword:
前房蓄膿
,
前部ぶどう膜炎
,
ルベオーシス
,
急性リンパ性白血病
,
細胞診
pp.808-811
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213607
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患者:78歳,男性
主訴:右眼視力低下
既往歴:糖尿病(無治療),フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ球性白血病(以下,Ph陽性ALL)(チロシンキナーゼ阻害薬を中心にした化学療法をしていたが,2年前を最後に治療自己中断),不安定狭心症,認知症,スティーブンス・ジョンソン症候群(被疑薬はイマチニブ)
家族歴:特記事項なし
現病歴:右眼の視力低下を自覚して近医眼科を受診したところ,右眼に前房内蓄膿および虹彩ルベオーシスがみられたため,広島大学病院ぶどう膜炎外来に紹介された。過去には何度か前房内炎症があり,0.1%フルオロメトロン点眼で加療したことがある。
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