Japanese
English
連載 眼炎症外来の事件簿・Case2
両眼の急激な視力低下で初診した1例
A case of acute bilateral visual loss with severe intraocular inflammation
大黒 伸行
1
Nobuyuki Ooguro
1
1JCHO大阪病院眼科
キーワード:
う歯
,
発熱
,
網膜浮腫
,
動脈炎
,
内眼炎
,
硝子体混濁
,
黄斑円孔
Keyword:
う歯
,
発熱
,
網膜浮腫
,
動脈炎
,
内眼炎
,
硝子体混濁
,
黄斑円孔
pp.1350-1353
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212838
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患者:67歳,男性
主訴:両視力低下
既往歴・家族歴:前立腺癌(1年前に放射線治療済み)
現病歴:3週間前歯科治療中,歯茎の化膿および鼻汁が出現したため抗菌薬を内服したところ,症状は軽快した。1週間前に頭痛と38℃の発熱があり,同抗菌薬を内服し解熱は得られたが,3日前から頭重感,視野の一部のぼやけ,光視症を自覚し,救急病院で頭部CT検査を受けたが異常はなかった。眼科を受診したところ,視力低下〔右(0.2),左(0.15)〕および眼内炎症を認めたため,前医受診3日後に当院眼炎症クリニックを紹介され受診となった。
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