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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学術展示
ベーチェット病における免疫グロブリン療法
High-dose intravenous gammaglobulin therapy for Behçet disease
砂川 光子
1
,
栗本 康夫
1
,
山本 美保
1
Mitsuko Sunakawa
1
,
Yasuo Kurimoto
1
,
Miho Yamamoto
1
1三菱京都病院眼科
pp.828-829
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210803
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- Abstract 文献概要
緒言 先に,われわれは,ステロイドに反応しない急性のぶどう膜炎患者に,大量の免疫グロブリンを,経静脈的に投与したところ,著効した事を報告した1,2)。今回は,ぶどう膜炎の中で,病像,病態が,比較的均一なベーチェット病患者に,大量の免疫グロブリンを,経静脈的に繰り返し投与したところ,著効した。免疫グロブリンの投与による,血清免疫グロブリンならびにリンパ球サブセットの変動を中心に,病状とあわせて検討したので報告する。
対象 三菱京都病院眼科に通院中のベーチェット病患者8名(22〜59歳,平均41歳,すべて男性)である。これ等の患者に,免疫グロブリン製剤(グロブリンN)2,500mgを生食に溶かして5%の濃度とし,約1時間かけて点滴静注し,計5日間を1クールとし,それぞれ1〜2ヵ月の間隔をあけて,2〜数クール施行した。ベーチェット病の病期は,特定しにくいので,1988年2月に受診時に免疫グロブリン療法を開始し,使用前,使用2週間後の,視力,未梢血リンパ球サブセット,血清免疫グロブリンの変化について検討した。
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