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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
糖尿病性網膜症における血液凝固因子の変動—フィブリノペプタイドA,フィブリノペプタイドBβ15-42を中心として
Plasma fibrinopeptide A, fibrinopeptide Bβ15-42 levels in patients with diabetic retinopathy
山本 美保
1
,
田野 幸子
1
,
砂川 光子
1
Miho Yamamoto
1
,
Sachiko Denno
1
,
Mitsuko Sunakawa
1
1国立京都病院眼科
pp.702-703
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908488
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緒言 近年.糖尿病(DM)において.その血液中の凝固因子の異常が注目されるようになり,糖尿病の病態に血液凝固異常が関与していることが指摘されるようになった1,2)。糖尿病性網膜症(DR)においても,凝固異常がその病態や進行に関与しているとする報告がある3,4)。
今回筆者らは,血液凝固状態を反映するといわれるフィブリノペプタイドA (FPA)と,線溶状態を反映するといわれるフィブリノペプタイドBβ15-42(FPBβ15-42)の血清レベルの変動を,糖尿病性網膜症患者の病期により,検討した。
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